今回の記事では、『骨格が変化するスピードは一人ひとり異なる』ことを知っていただければと思います。
骨格が変化するスピードに違いが出てくる理由を幾つかあげると・・・
神経への圧迫が続いた期間
上部頚椎カイロを受ける段階での全身の骨・筋肉・内臓の状態
神経の圧迫がおこっている範囲
事故や怪我の有無
生活習慣
思考
ストレスへの耐性レベル
運動の種類や強度
などなど・・・
このようなファクターが重なり合い、全身の骨がバランスを取りながら動くので、首の骨の変化が早く見られる患者さんと、ゆっくりゆっくりと変化する患者さんがいらっしゃるのです。
それでは2人の患者さんを見比べてみましょう!!
2人ともアジャストメントは初回だけ!
首の骨のズレがその後なかったケースです
まずはこちら↓の患者さん!!
アジャスト前(左)とアジャスト後(右)の骨の変化がよく分かりますよね。
この変化にかかった期間は3か月です(その間、初回しかアジャストメントは受けていません)
ファクター:良いファクターが重なっていました
アジャスト前の首の状態はかなり良く、脊椎変性のステージは1(ストレートネック)
首は前に傾いている
大きな事故や怪我の経験は無し
性格は楽観的で、ストレスのかかる出来事があっても、ある程度流せる性格
子どもさんがいることで、食事のバランスには気を付けている
では次に、こちら↓の患者さん!!
よく見てください!骨の変化、分かりますか?
アジャスト前(左)とアジャスト後(右)の骨の変化が分かりにくいですよね
それではここで、この画像に赤のラインを引き、
どこが変化しているのかの説明を加えたいと思います。
画像の下の方、下部の首の骨(首の骨の4・5・6番目)を見比べてください
前方に傾いてた首が後方へと移動しています
この変化にかかった期間は5年です(その間、初回しかアジャストメントは受けていません)
ファクター:かなり悪かったです
アジャスト前の首の状態はかなり悪く、脊椎変性のステージは4(首関節の変形と骨の変形、椎間板スペースの減少)
医師からは首の手術を勧められていた
20代の頃から腰痛あり
アジャスト前は腰が不安定で、立つときに腰が滑る感じがあった
肩の怪我:当時は肩から上腕にかけてしびれ、痛み、力が入らない状態、手術を勧められていた
肩の怪我:アジャスト前は怪我をした側の腕の使用はできるが筋力が付かず、反対側の腕を主に使用
性格は素直で納得したことには真摯に向き合う
食事・睡眠・運動の日常生活は整っている
首の骨に変性のある患者さんは、多くのばあい腰の骨にも問題を抱えています
また首の骨の変性がかなり進んでいるので、ゆっくりと変化するケースがほとんどです
こちらの患者さんですが、神経の圧迫が取れ、神経の流れがよい状態が5年間続いたこと、そして全身の骨がゆっくりと動いたことで、身体の問題は大きく改善しています!
現在までの主な改善点
腰痛なし
腰の不安定さがなくなり、気を付けなくてもすっと立つことができるようになった
筋力が付かなった上腕に、筋肉が戻ってきた
首や肩回りのコリがなくなった
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