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骨は良い方へも悪い方へも動きます

骨は、良い方向にも悪い方向にも動くのですが、皆さんはご自身の首をどちらの方向に動かしたいですか?

私たちの首の骨は前に向かって湾曲しているのが普通です。その湾曲が徐々になくなるとストレートネックとなります。それがさらに悪化するとリバースカーブ、S字カーブの首へと進んでいきます。

今回は2014年に初めて来院した患者さんの、首の骨の良い変化・悪い変化をご紹介します。首の一番上の骨のズレがどのように首のカーブに影響するのか、ぜひご覧ください。

向かって左側から説明します。

【左の画像】 2014年2月

首を調整する前はストレートネックになっています。

【中心の画像】 2014年5月

首の前彎が戻ってきています。

【右の画像】 2017年8月

ズレを放置していたため、首が前彎からストレートへとまた移動してきています。

2014年の2月に一番上の骨を調整してから3ヶ月の間、首の再調整は行っていません。一番上の首の骨が正しい位置に調整されると、自然と良い方向へと骨が動き始めるため、3ヵ月後には首の前湾が戻ってき始めています。

ここで大切なのは、一番上の首の骨がズレていない状態を保ち続けることです。そのためにも首の骨がズレていないかどうかのチェックアップを行うことはとても重要です。

しかし、こちらの患者さんは3か月後のレントゲンを撮ってから約3年、オフィスに来院されていませんでした。その間に、“いつ”とは確定できませんが、一番上の首の骨がまたズレた状態になっていました。その結果が向かって右側の画像です。(2017年撮影)ストレートネックの状態に戻りつつあるのが分かりますか?

首の骨が動くということは、首から下の骨もそれに合わせて動いているということです。たった一つの骨のズレが、身体全体の骨に影響を及ぼします。

もう一度聞きます。皆さんは良い方向・悪い方向、どちらに向かって骨を動かしたいですか?

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