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脳と身体を繋ぐケーブル:それが神経系です

上部頸椎カイロでは、『脳が身体の機能全てをコントロールしていること』『その脳からの命令を全身に伝えているのが神経系であること』『だからこそ、首の骨がズレることで起こる神経の圧迫は身体にとって良くないこと』をしつこいくらいにお伝えしています。

ただどのくらいの方が、それを実感し理解できているのでしょうか?

このことをもっとも実感するのは、事故などで首の上部の骨(上部頸椎)を骨折し、その中を通る神経系を損傷した時でしょう。損傷した個所によっては、四肢や内臓、自律神経の麻痺が起こります。

脳は正常に動いている。手足や内臓に損傷はない。それなのになぜ身体は動かないのか?

答えはシンプルです!

脳と身体を繋ぐケーブル(神経系)が損傷して脳からの電気信号が流れなくなっているから!!

これからご紹介する研究報告の記事は、科学の進歩を称賛するためにご紹介するわけではありません。もっと大切な『脳からの命令が神経系によって身体へと流れている』ことを皆さんに理解していただくためにご紹介します。

記事1:概要

脳から発せられた命令を、脊髄(神経系)の代わりとなる別経路で筋肉に伝える「ニューロライフ(NeuroLife)」と呼ばれる装置により、動かなかった自分の右手を使えるようになったとする研究報告

AFPBB News 2016年4月14日「米の四肢まひ患者、右手の動きを「回復」 史上初」より

記事2:概要

脳からの命令を、脊髄(神経系)の代わりに神経プロテーゼ(人工器官)を使用して筋肉へ伝達する。電極が脳の信号を読み取り、コンピューターが解析。そして筋肉が、腕に埋め込まれた電極から命令を受け取る。脳と筋肉の回路を人工器官で繋ぐことで、四肢麻痺の被験者自ら食事ができるまでになったとする研究報告

(c)AFP/Joshua MELVIN

AFP 2017年3月29日 「世界初 四肢まひ患者、脳に埋めた電極の信号で自ら食事 報告」より

これらの記事は、脊髄(神経系)が脳と筋肉を繋いでいることを教えてくれています。そして、この神経系というケーブルに傷がつくと、身体は動かなくなるのです。

首の骨のズレによって、この神経系に圧迫が出ている方が多くいます。そのままにしておいて本当にいいと思いますか?

神経系が圧迫を受けるということは、傷がつくほどではないにしろ、脳からの命令がうまく身体へと届かなくなってしまうということです。そして、それは病気や症状といった身体の問題を引き起こす原因となってしまうのです・・・

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