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月一参加:オレンジカウンティ木鶏クラブ


木鶏とは:

荘子は道に則した人物の隠喩として木鶏を描いており、真人(道を体得した人物)は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となるとしている(Wikipediaより)

雑誌『致知』を読んでの勉強会(木鶏クラブ)へ参加して早3年近く経ちました。勉強会というと堅苦しいイメージですが、私的には一つのテーマに対して、それぞれが感じることを率直に伝え合う会という印象です。

そんな木鶏クラブに参加を決めた理由は3つあります。

①『美点凝視の練習をする』

②『他者の見解を知り、受け入れる練習をする』

③『文章にすることで、自らの考えを明瞭にする』

なぜこれらの内容を木鶏クラブで学ぼうと思ったのか・・・それはこころカイロを開業した約6年前に遡ります。

仕事を始めて、コンサルテーションや診療で健康や人生に関して様々な考えを持つ方々と関わる機会を得ました。その中で『他者の良いところを見つける』『他者の意見を受け入れる』大切さを頭では理解していましたが、実践が伴っていないのではとうすうす感じていたのです。

オフィスでは、上部頚椎カイロプラクティックという一般とは大きく異なる健康観や、診療方法を提供しているため、当時の私はそれらを相手に知ってもらいたいという思いが強すぎ、自らの意見や考えを伝える事に熱中しすぎていました。今思えば、それは相手の思いを置き去りにしているということでもありました。

また一人で仕事をする中で、自分自身の言動を俯瞰で見ることができにくくなっていました。それは『自分の意見が一番正しい』につながってしまうとても危険なことでした。

そんな時、木鶏クラブと出会ったのです。

勉強会ではその月のテーマに対し、感想文を書き発表します。その感想文に対し、聞き手の方たちが良い点を指摘してくれます。自分が聞き手であるときは、相手の感想文に対し良い点を見つけ伝えます。

たとえ相手が自分と異なる意見を持っていたとしても、その中から良い点を見つける。相手の話をしっかり聞き、自分の意見をしっかり持っていないととても難しいことです。

このように3年前から『美点凝視』と『相手の見解を知り、受け入れる』練習を毎月の木鶏クラブで繰り返し行っています。それに加え、感想文を書くという行為が『自分の考えを明瞭に』する練習となっています。

感想文を書くのが苦手ということで木鶏クラブに参加するのをためらわれている方も結構います。気持ちはと~っても理解できます。私も昔から文を書くのは苦手でした。いや、苦手というよりも嫌いでした。今でもその気持ちは変わっていません。

それでも3年近く木鶏クラブで感想文を書いてきました。それはよい文を書くことが目的ではなく、文を書くまでの過程、『テーマに対して自分がどう思っているか思考し、その思考を自分の言葉で簡潔に纏める』、という『過程』の部分を大切にし、それを目的としてきたからです。

飽きやすくて怠け者の私が3年間続けている木鶏クラブ。今でも木鶏クラブに行く理由に変わりはありません。3年前よりは2年前、2年前よりは1年前、自分の成長を感じる機会が仕事でも私生活でもありました。そんな木鶏クラブにこれからも参加していきたいと思っています。

最後に、私の感じるオレンジカウンティ木鶏クラブのよさをお伝えしたいと思います。

それは、当人の肩書き・経験・年齢に関係なく一人の人間として成長するためにそれぞれが参加されているということです。だからこそ、勉強会では「全ての方の意見が学ぶべき大切な意見」として扱われていると感じることができます。

オレンジカウンティ木鶏クラブの情報

開催:毎月第2金曜日

時間:7:00pm--9:00pm

場所:学習塾Pi:k   

   1421 Warner Ave. Suite D, Tustin, CA 92780

問い合わせ先:ocmokkei@gmail.com

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